おはようございます、CALI(きゃり)です。
ちなみにイントネーションは「きゃ↑り↓」ですのでよろしくどうぞ。
山瀬「ま↑み↓」と同じイントネーションですね。

 

以前にもお話しましたが、僕の地元は山形県村山市というザ・田舎です。
広大な大地と山々に囲まれる、自然豊かで食材と空気がやたらと美味しい場所。
早朝に目を覚まして窓を開けたらでっかいキジと目が合ったことがあります。

そんなところに住んでいると、やはり都会に憧れを持つことも道理。
高校生のCALI少年は「高校を卒業したらオラ絶対都会さ行ぐダァ」と息を巻きました。
だけど東京に行くほどの度胸はないから、隣県の宮城県は仙台市に落ち着いて今に至っております。

 

そんでもって仙台市に移り住み、はや13年。
初めて国分町(仙台市の繁華街)に足を踏み入れた時の胸の高鳴りもどこか遠くにいってしまいました。
自分自身の環境や街並みもずいぶん変わりましたが、住み心地は13年間変わりません。
ないものはないけどありすぎない、程よく都会でちょうどいいところです。

だがしかし、ふとした時に「両親は元気かな」とか「地元に変わりはないかな」と思いにふける。
そして連休でたまに帰れば、相変わらずの実家と地元の景色に心の底からリラックス。
もうすぐ定年退職の親父に老いを感じ、おふくろの味に舌鼓。

「やっぱり実家はいいよな」

と、帰る度に口に出しているような気がします。
こういうのを『実家感』とでもいうのでしょうか。

 

そんなノスタルジックな気持ちになりたい方は、

 

山形県は上山市にあります『はたや旅館』へどうぞ。

 

宿に入ると、エプロン姿の「おふくろ・オブ・おふくろ」な女将さんが登場。
そして奥から元気でよくしゃべる大女将さんが満面の笑みで出迎えてくれました。
しょっぱなからビシビシ伝わってくる『実家感』に期待が高まります。

 

なんかもう、何がどう素敵なのか表現できないですけどすっごい素敵ですよね。

 

お部屋に案内される道中も、ほとばしりまくるノスタルジー。
なんかもう見た目もそうだけど、匂いがめっちゃおばあちゃんちで落ち着きます。

白と茶色のコントラストが落ち着きます。
真夜中は暗くてちょっと怖いところもまた良し。

 

小粋なオブジェも撮っておこう。

 

お部屋はこんな感じ。

 

僕は「ウワアーーーーーー全部実家で見るタイプの家具だアーーーーーー!!!!!」と逆に興奮してしまいました。
部屋についてまったりしていると、女将さんがお茶と甘く煮たイチジクを持ってきてくれて

「もうすぐ夕飯の準備が出来るので、これ食べて待ってて」

とのことで、思わず「お母さん…」と口から出るところでした。

 

そして待望の夕食。

 

魚と野菜が中心の優しいラインナップ。
醤油ベースの山形芋煮や湯がいた菊の花など郷土料理が嬉しいですね。

 

僕は菊の花が大好きです。
山形しか食べないんですかね、他県では見たことがありません。
香り高く、触感もシャッキリと楽しいですので、機会があったら是非食べてみてください。

 

訪問したのは去年の10月後半。お米は新米でした。

 

夕飯を食べ、買ってきた日本酒とつまみをチビチビやった後は待望の温泉。
偶然にもその日は宿泊客が少なく、お風呂の写真も撮らせて頂きました。

 

天然温泉・源泉かけ流しの湯でございます。

 

女将さんから「ちょっぴり熱めのお湯です」と言われました。
もともと家でもお風呂は43度で設定しているわたくし、なるほど楽しみだと思っていざ入浴。

ッあっっツッゥァーーーーッッッ!!!

たぶん70度くらいありましたよ。あれは。
嘘みたいに熱かった。

 

邪道ながら、水で温度を下げて入ってみると嗚呼こりゃ最高。
身体の芯から温まってホッカホカの体にビールを流し込みクールダウン。
あとはゆっくり過ごして、早々に布団に入りました。

本当にぐっすり寝ることが出来たな、って思います。
ちょっぴり早起きして朝食をいただき、宿を出ることになりました。
帰り際も、ご家族全員(家族経営)で玄関でお見送りしてくれて、なんだか「もうちょっといたいな」とちょっぴりおセンチ。
一晩だけとは思えないほど親近感を感じる、とっても素敵なお宿でした。

 

是非、ご機会があれば利用してみてください。
心温まる優しい時間を堪能することが出来ますよ。