皆さんこんにちは!
岩手エリア担当でアウトドアとBBQを愛するGKです!

皆さんは小さい頃は道徳の授業や国語の授業でどのような本を読書してましたか?
宗田理の「ぼくらの7日間戦争」、三田誠広の「いちご同盟」、星新一の「きまぐれロボット」など今読み返しても面白い小説が沢山あります。

そんな中、私が幼い頃に愛読していたのはなんと言っても宮沢賢治の小説です!
「注文の多い料理店」、「銀河鉄道の夜」、「風の又三郎」..etc
それぞれの作品を語ると膨大なコラムになるので割愛します。。ただ、本当にどれを読んでも頭の中が小説の世界観でワクワクさせるような物語ばかりなので、未読の方は是非読んで欲しいです。

そんな宮沢賢治の世界観を楽しめる施設が岩手にはあるんですよ!

今回訪れたのがこちら!!

宮沢賢治童話村内にある『賢治の学校』です。
宮沢賢治童話村は花巻インターチェンジより車で20分ぐらいで到着します。

「賢治の学校」では宮沢賢治の作品の世界を視覚的/聴覚的に体験することが出来ます。
展示物の量はやや少なめですが、子供の頃に読んだ童話の世界に入り込み、実際に楽しむことができます。
中には5つのゾーンがあり、約15分で体験できます。賢治の学校を体験すると、きっと賢治に親しみを感じ、今までよく知らなかった人でも賢治の童話や詩を読んでみたくなるに違いありません。


まず入り口からすぐにあるのがこの「ファンタジックホール」
いくつもの「賢治の椅子」が置かれた不思議な空間。
賢治の世界へと向かうプロローグの場として設定されています。映像や効果音を使って、イーハトーブの風景を映しだし、賢治の人となりや代表的な童話作品などを紹介します。

それぞれの椅子は実際に座る事ができます。
作品に触れられるのもこちらのいい所です。

続いては、まるで宇宙にいるような感覚になる「宇宙の部屋-大きな生命たちのきらめく世界」です。
この通路は3枚の鏡で構成された巨大な万華鏡の空間です。
ストロボライトや光ファイバーを使った光による宇宙空間をイメージした世界が広がっています。
また、鯨の彗星が飛び立つ音や星がきらめく音が響き渡るなんとも幻想的な空間でした。

次の部屋は「天空の部屋-イーハトーブを吹き抜ける風の世界」で直径7メートルの円形空間に、床面には40インチ16面のマルチ画面が埋め込まれ、雲間からのぞくイーハトーブの大地から自分が風や雲になったような感覚を覚えます(高所恐怖症の方は怖いかも!?)。
天空の部屋には光で描かれた賢治童話が5つ降り注いでいます。
人の背中、自分の持ち物をスクリーンの代わりにして映し出してみてください。
こちらは映像だったので写真ではうまく撮影できませんでした。(残念)

しかし!!
1番の見所は次の部屋なんです!
それがこちら!!

き、巨大な虫が目の前にぃ!!!

そうなんです。
この部屋は「大地の部屋-イーハトーブに生きとし活けるものたちの世界」という部屋で、
イーハトーブの自然に生きる昆虫や草木などの巨大な造形が飾られたジオラマ空間です。
頭上のモニターには猫が飛び交う姿が見られ、訪れる人が巨大生物の世界に迷い込み、自分がまるでアリほどの小さな生物になったような不思議な気分が味わえます。
イーハトーブの自然を愛する宮沢賢治らしさが存分に感じられる部屋で、幼い頃に虫を探した懐かしい記憶を呼び起こさせるような空間でした。
最後の部屋は「水の部屋-うつろう青い魔力の世界」でエフェクトライトの照明で青い水の揺らめきを表現し、まるで「やまなし」に登場する水の底の二匹の蟹の子どもたちのように、美しい水のゆらめきの中にいる感じの部屋でした。

全部ゆっくり回っても30分もかからないぐらいの小さな施設ですが、宮沢賢治の世界観にひたれる本当に素晴らしい所なので皆さんも是非遊びに行ってみてください!
賢治の学校だけではなく、宮沢賢治の童話村にはまだまだ楽しい施設や自然が沢山ありますので家族で楽しんでみてください!

宮沢賢治童話村の詳しい情報はこちら!

次回もお楽しみに!!